ドリフトピン工法
進化した木造軸組工法
地震、台風、火事などの災害から暮らしを守るだけでなく、高い設計の自由度を可能にした「ドリフトピン工法」。木造住宅に求められる高い耐震性、高い耐久性、高い設計対応力を実現し、あらたな木の可能性とその魅力を引き出します。
強度の基となるのが、集成材とドリフトピン金物
ドリフトピン工法の家は、天然木を素材にした集成材を使用しています。集成材は天然木の持つ欠点を補いながら、天然木以上の強度を実現しています。
その集成材を独自の金物でジョイントすることにより強度を誇る住宅が生まれました。軸組工法では、柱に穴やほぞと呼ばれる切れ目を入れて組み上げますが、それは同時に躯体の強度も損なわれる事になるのです。この金物が柱や梁を強固に結合し、住まいをガッチリガードします。
ドリフトピン工法とはどんな工法?
木材の欠損を減らし、強度を高める木造建築を頑強に組み上げる上で最も重要なポイントは、金具を施工する際に柱や梁の断面欠損を極力減らすことです。しかし在来軸組工法では、柱と梁の仕口加工として、柱に2方向以上の彫り込み(断面欠損)が行われていました。その結果、各部の強度が弱まり、木造建築の揺れへの脆さが露呈したのです。ドリフトピン金具を使用した場合、取り付け用ボルト穴(12mm)の加工だけで済むため、断面欠損を最小限に抑えることが可能です。
最新技術で作る高精度の構造体
従来、木造住宅の構造体は経験を積んだ職人大工が1本1本の柱や梁を目利きしながら接合部をノミを使い、加
工し、現地で組み立てを行っていました。この「刻み」
という加工工程は、30坪の住宅で10~14日、その精度においても加工する大工の技量に依存するものでした。
ドリフトピン工法は安定した品質、強度をを保つため、
①材料精度の高い集成材や金物の使用、②一定の品質を確保するプレカット加工、③施工においては指定の金物をピンで結合するだけ、といった方法を取り、良質な住宅を供給する進化した木造住宅なのです。
高耐久なので長持ちする集成材
住まいを長持ちさせるには、高性能な材料を使う必要があります。
アチーブホ-ムでは高性能な集成材を使うことで、安定した品質を確保することはもちろん、耐久性の高い構造体を構成しており、より永くお住まいいただくことに寄与しています。
木は自然素材です。その為一本一本異なる性質を持っています。また、内部を見通すことはできず、割れや腐れなどがあっても部分的に取り除くことは困難です。
アチーブホ-ムが使う構造材は欠点を発見しやすく、その部分だけ取り除くことも容易です。
その為、木の良いところだけを使って、強度と品質を維持することができます。
また、木は乾燥するほど強度が増すという特徴を持ち、建材として強度を安定させるには含水率15%以下にすることが重要です。アチーブホ-ムの構造材なら確実な強度を得る事が出来ます。
構造体を結合する全ての部分にドリフトピン金具を使用
木造軸組の「継ぎ手」「仕口」部分(アリカマホゾ等)をアゴ掛け金具・ホゾパイプ等の金具をドリフトピン金具に置き換え、ボルトとドリフトピンで緊結する接合金具により、震度7の地震に耐えられる強固な家ができあがります。
ドリフトピン金具を使用しているので、木材の削り取りは接合金具が入る部分の最小加工で済みます。